↓下に行くほど新しくなります。




 2005年11、12月、2006年1月のコラム
↓下に行くほど新しくなります。) LAST UP DATE 2006/1/22


パートナー建築事務所の特徴である「原価の公開」について、
簡単にご説明した文章を掲載してゆきます。



家づくりに関わる「お金」を明確に!原価公開住宅   2005/11/10

はじめに・・・
たくさんの住宅知識 頭でっかちにならないように整理しよう!


私たちの生活は、『家』を基盤に成り立っています。しかし、何らかの理由がない限り、『家』について真剣に考える機会って中々ないものです。

マイホームを真剣に考える壁にぶつかった時に、あなたはどうしますか?
あなたにとってマイホームは、人生最大の買い物ではないでしょか?

高額な買い物をする時は、慎重に物を見て確かめてから買いますよね?
家は、車・電化製品・洋服と違って 実際に形のない物に対してお金を払います。良く考えると、かなり変かもしれません・・・。
家は費用に対する価値を見極めにくいからこそ、よりじっくり考えてほしいのです。誰だって、形のないものに大金を掛けるのですから、

『失敗したくない!』
『妥協したくない!』
『納得できる家にしたい!』
と思いますよね?

あなたが、『もっと詳しく知りたい!』と思う情報は、手軽にインターネットや雑誌・本などから、いくらでも手に入れる事が出来ます。
しかし、情報があり過ぎて混乱したり、偏っていたりする事もあるでしょう。

住宅を細かく見ていくと、様々なビルダー・工法・構造・仕上げ材・設備があって驚きます。価格も、ピンからキリまで・・・。
同じ家を作るのに、どうしてここまで違うのか?何が違うのか?

調べていけば行くほど、何が正しい情報なのか分からなくなってしまって、適切な判断が出来なくなる事もあるでしょう。

きちんと、理解した上で情報を手に入れないと意味がありません。
お伝えしたいのは、あなたの家をつくるのですから当然、施主はあなた・・・。

 けれど、近年の家づくりを見ていると『施主』がただお金を出して家を作ってもらうだけという気がします。
 せっかく作る我が家ですから、『真の施主』になってもらいたいと、心から私は願います。
『それには、一体どうすれば良いのか・・・。』

住宅の性能やデザイン以外の住宅業界の仕組みを知る事。
誰も教えてくれない、基礎知識。

一つ一つ、丁寧に紐解いていけばいいのですから、あせらずじっくり勉強していきましょう。


次回 につづく・・・


基本は住宅業界の仕組みを知ってから@    2005/11/21

 まず、工法や構造は別として、どこに建築を依頼するかによって建築コストが違ってくるという事を知ってほしいのです。
それは、どういう事?建築コストが違うって、どうして? 

 
建築現場の背景を知ろう

基礎知識として家を建てるのに、一体どれだけの人が関わるかあなたは、
ご存知ですか?

直接工事をするのは、専門の職人さんです。全部合わせると、結構な数です。大工さんが、全てをやるわけではないのですよ。

意外と知らない、家作りで必要な工事の種類です。

わかりやすく示すと次のような表になります。毎日、現場に張りついているでもしないと、工事のタイミングなんかも違うので、全ての職人さんと会う機会は中々ありません。





たくさんの職人さんがいて、家って出来るのですね!


次回 元請け会社・下請け会社・孫請け会社って何? につづく・・・


基本は住宅業界の仕組みを知ってからA   2005/11/24

元請け会社・下請け会社・孫請け会社って何?

殆どの場合、施主は窓口になる会社に建築を依頼します。その窓口の会社が家を建てる段取りを組むという流れになっています。
(窓口とは、メーカー・工務店・設計事務所の事。)

施主が、先程の図に出てきた専門の職人さんに、直接指示をして家を建てるという事は一般的にしません。

建築業界では、家づくりの段取りを組む窓口の会社の事を、『元請け会社』と言います。私達の会社も『元請け会社』に当たります。

専門の職人さんを抱えて、直接工事をする会社の事を、『下請け会社』と言います。

元請け会社は、施主と『お家、丸ごと面倒見て下さいね。』という一括請負契約を結びます。実は、この一括請負契約は日本独特のスタイルなのです。日本の建築業界では、これが当たり前なのです。


 ここで、ちょっと考えてみましょう。

大手メーカーは、全国各所に営業所があり、日本全国どこでも建築が可能なのです。

一体なぜでしょうか? 

それは・・・。
施主と一括請負契約を結んでから、規格化された住宅を地元の工務店に丸ごと、(どんな工務店でも良いという訳ではありません。)この金額で作ってね!と、依頼してしまうからです。

そのことを『丸投げ』といいます。

会社が、大きくなればなる程、家を建てるあなたとの距離が開いてしまうのです。ひどい場合は、実際に家を建てた大工さんの顔も知らないという事もあるそうです。

自分の家なのに、作り手の顔が見えない事もあるなんて・・・。


結論から言いますと、この仕組みは 施主の方を向いた家作りとは呼べないはずです。なぜなら、建主は、自分の家にも関わらず受動的な立場に立たされるからです。

『でも、打合わせには参加するつもりなのに・・・。』

それだけで、『自分の家を詳細にわたり把握しています。』と言えるでしょか?
作り手との距離は、図に表したようなイメージです。
  

本来の家づくりは、建て主の為ですからこんなに距離があったのでは、あなたの意見は、きちんと末端の職人さんに届くでしょか?

また、この仕組みですともう一つ問題がでてくるのです。
どんな問題なのでしょか?仕組みをイメージして先に進みましょう。


次回 「大手メーカーの内部構造 ふたを開けると、こんな感じ」
    につづく・・・


大手メーカーの内部構造 ふたを開けると、こんな感じ 2005/12/2

先日、当社で新築した方がこんな事を言っていました。
意外とよく耳にする意見です。

私 
『家を検討する最初の段階で、モデルハウスなど見に行かれました?』

Iさん
『モデルハウスに行って、詳しく話を聞きましたよ〜。ある大手メーカーの価格に惹かれて行ったのですが・・・。モデルハウスのほとんどはオプション仕様。自分達のイメージを話すと、金額は上昇して、「それは出来ません。」「この組合せしか対応できません。」 と言われてしまいました。自分たちはここにお願いする事は出来ないと思いましたね。』


う〜ん、こういうお話を聞くと何だか悲しいです。
これから家を建て住もうとしているのも、目の前にいるお客様なのに・・・。残念ながらあなたの方を向いた家づくりとは、少し程遠いようです。

『それが大手だ、仕方がないから諦めよう。』
『いやいや、妥協したくない。きっちりこだわりたいワ。』

あなたが後者の考えを持つなら、知っておく必要があります。

大手は、会社組織がしっかりしている・ブランド力が強い・知名度が高い・ユーザーのツボを抑えている というイメージを私は持っています。
だから、人気が伴うのだと思います。

しかし、一般受けするという事は、膨大なお金を掛けて商品を開発し、知名度を上げる為の宣伝に力を注ぎ、契約を取るために多大なサービス(無料設計・相談会・イベント・豪華なカタログをプレゼント)をしているのです。
という事は、それだけ契約を取るために莫大な費用がかかってしまう。その費用負担は、一体どこにくるかというと・・・。お分かりですね?

そう、契約したお客様なのです。
家を建てるのに、お客様に見えない費用をご負担頂いているのです。

なぜ、見えない費用なのか・・・。

ここには、あるカラクリが隠されているのです。

大きな声では言えない業界の秘密があるのです。


次回 日本の建築業界の非常識
    納得できるの?多大な値引きサービスにつづく・・・



日本の建築業界の非常識
   納得できるの?多大な値引きサービス     
 2005/12/24

日本の住宅業界の、最大の非常識とは、
『本当の価格』が、あなたに公開されない事なのです。

 『えっ?どうして?ちゃんと見積もりや図面なんかも、もらっているわよ?』

 確かにそうなのですが、あなたの手元に公開される見積り明細というのは、
会社の利益や経費を上乗せした不透明な『住宅価格』なのです。

『でも、会社を動かす上では利益を乗せなくてはならないし、仕方のない事なのでは?』 確かにおっしゃる通りなのです。

家計を成り立たせる為には、最低限必要なお金がありますよね?
それは、会社を運営していく上でも同じ事なのです。

しかし、所帯が大きければ大きい程、必要最低限の費用も上がってきます。という事は、利益や経費を見積もり金額に、潜らせざるを得ないのです。

けれど、この利益や経費がどれだけ潜っているのかは、どこの会社も公開しないのです。だってもし、あなたの目に入れば、

 『ま〜、随分ぼったくられたものだわ!実際にかかった建物の金額は、こんな安いの?』と不信感や怒りを感じてさせてしまいますもの。

そんな不信感を抱いた会社に、家を建ててほしいと思いますか?
 よく、値引き交渉はした方が良いと言われますが、仮にあなたが
『もっと安くしてよ!そうしないと契約しないわ。』なんて事を、ビルダーにお願いしたとします。するとどうでしょう、営業マンは頭を抱えながら電卓をたたきます。困った顔をしながら、

 『では、契約して頂けるならここまで引きましょう。』とビックリする位の金額をポンッと値引いてきたりします。

『ラッキー。得しちゃったわ。言ってみるものね!』
けれど、賢いあなたなら同時にこうも考えてしまうはずです。
『どうしてそんなに値引ける訳?だったら最初から、その金額を提示してきてよ。もし、私が交渉しなかったらそのままの金額で契約する所だったの?』

もしあなたが、気が弱く控えめな人なら、相手の言い値でハンコをついていたでしょう。
『ゴネタ者勝ち?なんだ、そりゃ?じゃあ、信頼してお願いした人は、損するって事?そんな馬鹿な話・・・。』
あなたに公開しない見積もりは、何を根拠に成り立っているのか?

日本の非常識は、賢いユーザーが増えれば増える程、不信感を抱かせる多重下請け構造にあるといっても過言ではありません。

この業界の秘密を知っていれば 嫌な気持ちになることなく家づくりができるはずです。

見積もりが本当に正当なのか見抜く判断基準の一つとして、
値引きするのか?しないのか?

 少なくとも、今はこの仕組みでも成り立っています。しかし、先程述べたように賢いユーザーが増えたらこの仕組みは崩壊するでしょう。

ユーザーの立場に立った家づくりをしたいと考えたら、
『見積もりの内訳を、包み隠さず全て見せる事です。』

そんな、建築業界になるといいのですが・・・。

まとめると、値引きをされる金額というのは、見積りに明確に表示されていない元請け会社の、利益なのです。図に表すとこんな感じになります。




次回 あなたの支払う金額通りの工事をしているとは限らない?につづく・・・


あなたの支払う金額通りの工事をしているとは限らない? 2006/1/9
明けましておめでとうございます。(遅ればせながら・・・)
本年も旧態依然とした住宅業界には耳の痛いことをどんどん書いてゆきたいと思います。宜しくお願い致します。

それでは去年からの続きです・・・。

例えばあなたが、大工さんに300万円の工事をお願いしているつもりでも、間に元請けの会社が入る事で、そこに利益や経費が発生します。

そうすると、実際に大工さんに支払っている金額は、250万になってしまいます。
あなたは、300万円分の工事を期待しますよね?

しかし、大工さんは250万円しかお金を元請け会社から支払われていないのだから、当然250万円分の仕事しかしてくれないのです。

あなたも下請け会社も、いくらの工事で仕事を依頼している(発注する)のかお互いに知らない。そんな、状況になってしまうのです。
先程、多額な値引きのお話をしましたが、下請け会社も元請け会社から値引きを迫られて、発注を受けているのです。

立場的に弱い、下請け会社にしてみれば、
『こんな金額じゃ割に合わない。』という所まで値引きを迫られて工事をしているのです。
そのようにして、元請け会社はあなたに値引きをした分を取り戻すのです。
けれど、そんな金額的にキツイ仕事を下請け会社が、丁寧に工事しようと思いますか?それこそ、薄利多売しないと会社を経営してはいけません。

なんという悪循環でしょう。

では、元請け会社を通さないで、あなたが直に発注すれば良いじゃない?
確かに、個別に発注していけば余計なマージンはとられません。

実は、一部の建築士がそのような仕組みを作って、建主のお手伝いをするというシステムはすでにあります。メリットは当然のように、建主を中心にした家づくりになる事。

建主は、何十とある専門業者と直接契約をしてやり取りしなければならず、少々手間は掛かってしまいます。その位、どうって事ないとお思いの方にはお勧めします。

しかし、支払いや工事上の責任の所在など、ある程度のリスクも伴います。
それが一概に、良いのかどうかここでは言い兼ねます。


次回 あなたにメリットをもたらす為にはどうしたらいいの? につづく・・・


あなたにメリットをもたらす為にはどうしたらいいの?  2006/1/22

私たちが考える、家づくりとは・・・。
前出の様な問題を解決するには、どうすれば良いのでしょうか?

其の一
原価と利益をあなたに明確に表示する事


今まで不透明にしてきた、住宅建築にかかる費用(住宅の材料費・職人さんの手間・会社の経費や利益)は不透明で明確に表示されていなかったのです。

本当に適正な価格で、あなたに表示できるようにする。

そうする事で、住宅金額に嘘・ごまかしがないように出来るので、あなたが不信感を抱く事もなくなります。
どうして、金額が高くなるのか安くなるのか、あなたが理解をした上で結論を出して行く事が可能になります。

ハッキリした金額も分からないで、『これは高いから無理です。』という一言だけで、納得できますか?

きちんとした根拠もなく話されては、納得は出来ませんよね?


次回 あなたにメリットをもたらす為にはどうしたらいいの?其の二につづく・・・