↓下に行くほど新しくなります。




 2005年9月、10月のコラム




本物の健康住宅をつくるための選択D      2005/9/2
第三の皮膚といわれる内装仕上げ


「あなたは、健康オタクナなの・・・・?」

あるお客様に聞かれたことがあります。

だれだって、病気と健康「どちらがいい」と
聞かれれば、健康のほうが言いに決まっています。

「私は別に健康オタクではありません」
「ただ、自分の苦しい経験もあるため、出来る限り健康に害のありそうな建材設備を使わないようにお勧めしているだけです」

健康な生活を営むための条件は、
「空気」「水」「室内の温度と湿度」ではないでしょうか。
中でも、内装仕上げ材は家族の生活そのものを包み込んでいるわけで、第三の皮膚ともいわれています。
たとえば「延べ床面積40坪の住いでは」内装面積はどれくらいになると思いますか。
床はそのままの面積で40坪、壁と天井は床面積の4倍以上ありますから160坪。合わせて、200坪もの内装仕上げに囲まれて生活していることになるのです。

これだけの面積の仕上げ材から出る、化学物質は例え微小だとしても避けたいと思いませんか?。
わたしは、この問題については、それだけ大きな面積に囲まれるのだからむしろ健康によく生活に快適な仕上げ材を使えばよいと考えたわけです。

ペットや家の特有の生活臭を消臭する
家の中でペットと一緒にすごす家庭が増えています。
ペットはとてもかわいいものです。
我が家には今、3匹の犬がいます。
小さい子犬を息子がレンタルビデオ店の前で拾ってきました。
まだ生まれて間もない子犬は、雨に打たれてクーン・クーンと啼いていたそうです。

以前かつて居た犬が、家内が外に出たとき後を追いかけ道端に飛び出してしまい車にはねられて死んでしばらくたっていたのです。
当たり前のように、一緒に居たペットが居なくなった寂しさは、ペットを飼っていない人にはわからないかも知れません。

雑種のメス犬で、鼻の周りが真っ黒な子犬は、
息子が「この子はメスの癖にジジくさいね」といいながら名前はそのまま「ジジ」になったのです。
「ジジ」は子犬を何匹か産みましたが、さすがにメス犬をもらってくれる人が居なかったため残った2匹を飼うことになりその小犬たちは家の玄関が自分たちの居場所になっています。

名前は「チャチャ」と「ナッツ」です。
私も、さすがに犬たちの臭いがきついため
家内と2人して「玄関と階段の一部にカルシウムペイント塗装をしてみました。
確かに、ペットの臭いは大幅に軽減しています。

家庭の中で、ペットと快適に生活を共にするには絶対お勧めではないでしょうか。
吸放湿性に優れています。
通気性とあわせて、室内の結露防止と保湿の効果があります。

天然素材です。
原料は100%天然のホタテ貝で有害物質は一切含みません。
カビやダニの発生を防ぎ、化学物質を吸着分解、ビニールクロスの空間で火事になったら毒ガスで命さえ失う危険がありますが、カルシウムペイントは、まったく人間にとって害を及ぼすこともありませんし防火性能試験にも合格しているのです。

誰でも簡単に塗装できるので、リフォーム費用もとっても安くつきます。

一般的な内装仕上げ材であるビニールクロスは
確かに、簡単で早く出来て施工性もよく様々な色や柄はありますが、お勧めできる素材とはいえないのです。

会社によって原価は多少差がありますが普及品のクロス単価は1平方メートルあたり700円前後で業者に支払われています。

それに比べて、このホタテ貝を原料としたカルシウムペイントは、材料と工事費ともで1400円と倍になります。
しかし、様々な安全性や健康で快適な生活のために価値のある仕上げ材だと思います。

自然塗料を使おう

自然素材の塗料は「着色剤」は鉱物や植物が原料です。
「溶剤」も植物系の油が使われ赤ちゃんや子供が間違ってなめてしまっても安全なものです。
自然素材は石油系の従来の塗料のように木の表面を密閉することもなく木の呼吸を妨げることはありません。
石油系のように、簡単に手早く施工は出来ない欠点はあるものの健康には変えられないと思いませんか。


ここまで健康住宅として「空気」「温度」「湿度」をどのように考えるか私なりの考え方を述べてきました。


選択E
そして最後に残された問題は
安全な「水」 につづく


本物の健康住宅をつくるための選択E      2005/9/24
そして最後に残された問題は安全な「水」


シックハウス問題で取り上げられるほとんどは
「室内空気質」に関することです。
しかし、家族が健康な生活を営むために「水」は避けて通れません。

体質改善は水質の改善から取り組まなければなりません。
人の体は「7割前後が水」といわれます。

体にとって「水」は生命の源であり健康な体を維持する決め手でもあります。
体質改善の第一歩はまず体内の水を替えることから始まります。
体内の塩素を除去するためには飲み水だけでなく、シャワーの水、お風呂のお湯なども気をつける必要があります。

信じられないことですが入浴とシャワーの間、呼吸や皮膚・頭皮から吸収される揮発性汚染物質の量は、水道から飲む塩素摂取量と同じだといわれています。

私も、アトピー性皮膚炎に悩まされています原因のひとつは体質で、その体質に何らかの物質が作用してアトピー性皮膚炎が発症することがあります。


では、どんな解決策があるの?

住宅の「水」はほとんどが水道から供給されこの水質が問題になっているわけです。水道から供給される水は、年々悪くなっているのでしょうか。
飲み水だけは「買う」家庭が増えています。
「水と安全はタダ」といわれた日本はすでに過去になってしまったようです。

しかし、飲み水だけペットボトルを使えば安全なのでしょうか。
私たちは、飲み水だけでなく、お米をたくときも、味噌汁や煮物を作るときにも水を使います。飲み水同様、体に取り入れているわけです。
それだけではありません、洗顔、入浴なども大切と思いませんか。

ペットボトルを使って「風呂を沸かす」など考えることも出来ません。
金額的に考えても大変なものになってしまうことでしょう。
ローコストに使える水道水をすべて健康な水に変えることも出来る時代になっています。健康・美容にも良くてコストも安くなればいうことはありません。

給水・給湯はすべてステンレス配管で塩ビの配管から環境ホルモンのひとつとされる「ビスフエノールA」が家庭の水道管から溶け出していることがわかりました。
そのほか赤水などの錆び水、異常な味・異臭など様々な問題が指摘されています。
私は、これらの問題を解決する一歩として安全性の高いステンレス配管を使用しています。

一台で飲み水、お風呂、シャワー、洗面、洗濯、家中の水がやわらかい浄水になる
セントラル浄水器の設置水道メーターの近くに一台設置するだけで家中の水が変わります。
キッチンではおいしい飲料水として臭いが少なくのど越しがまろやかで、いつでも蛇口の水がおいしく飲めて、ご飯やお茶の味が一段と引き立ち残留塩素も除去されています。

お風呂
残留塩素は肌には大敵です。
これらを除去しまろやかな水は敏感肌の人や赤ちゃんにも安心でツンとした臭いがありません

トイレ
敏感な部分のかぶれが軽減します。

シャワー・洗面
髪の毛がパサパサしなくなり櫛の通りが
よくなり、洗顔後、肌が突っ張らなくなります。

洗濯
洗濯物が色落ちしにくくなり、ふっくらと仕上がる。
衣類も長持ちします。

活性水は、ガーデニングの花や植木にもよくペットの飲み水としても最適です。

毎日の生活に「欠かせない水」だからこそ飲み水だけでなくすべての水を活性水に変える価値はあると考えています。

住む人の健康にとって欠かせない考え方は「健康に害を及ぼす恐れのある物は使わない」そしてもう一歩進めた考えが「健康にプラスになるものを使う」です。
今まで、お知らせした内容は、造ってしまえば
日常的に特別なことや意識しなければならないものは一切ありません。

ただ、家族が安心して住み続けられるだけです。
健康とは、日常意識するものではありません。
おなかが痛くなったり、花粉で悩んだり、アトピーで苦しんだとき、初めて健康の大切さがわかるわけです。

建築の構造や工法を一切抜きにして
仕様書から住宅に関しての考え方や姿勢が見えてくるはずです。


本物の健康住宅をつくるための選択
「あとがき」 につづく


本物の健康住宅をつくるための選択 あとがき   2005/10/3
そして最後に残された問題は安全な「水」


建築業界に限らず、すべての業界で新しい波が押し寄せています。
変わらなければいけないのは、必ずしも建築業界だけではありません。
顧客としてのあなた自身も、考え方や物の見方を変える必要があるのかもしれません。

特に、建築業界の「ブラックボックス」は
見積もりや発注のシステムにあり、あなたにとって不明朗なこれらの習慣は、変える時期が来ています。

あなた自身も、根拠のない値引き要求を止め、一つ一つの項目について、納得のいく価格を求めて 初めて、納得のいく質の良い住宅が支払った価格以上の価値を持つことになります。

そのためには、最低限業者の金額とあなたの支払う金額がガラス張りになる必要があるのです。
しかし、あなた自身がなにも、請負当事者になる必要はないのです。

なぜかというと
請負とは、請けたほうが負け、という字を書き最終的な責任が、明確にされることになりあなたにとっては「リスクが大きい」わけです。
それよりも、請負業者(建築業者)と連名で、あなたが捺印し、それぞれの業者にガラス張りの金額で発注することで、工事業者もあなたもやたらと「たたかれた」「もっと値引き出来たかも」と疑心暗鬼になるようなことはないはずです。

信頼がなければ家など造れません。
また、どんな考えで家造りをしているのか建築業者や設計士が、明確な考えをメッセージとして発信することも大切です。
「なんでも、あなたのお好みに合わせて」 「安くします」などといった業者は避けたほうが無難です。

当たり前のことですが住いは人の知恵と技術があって造るもの。
そして、何よりも安心して住めることではないでしょうか。

健康住宅という言葉が、あたりまえになった結果、何が健康なのか、それは住む人にどんな影響を与えるのかわかりにくくなりました。

ひとつの目安として、私が考える健康住宅の最低条件を書きましたがいかがでしょうか。

あなたにとって、「家造りのベンチマーク」にしていただけたらこんなに嬉しいことはありません。



打ち合わせ
現場確認
設計完了
実行原価見積もり
契約承認
詳細打ち合わせ
仕様設備や色決めなど
最終実行図面決定
最終図面による実行予算決定
増減額契約
発注金額決定
発注・請け書取り交わし
工事完成
最終精算書作成

□実行原価
   +
□設計料および設計管理費用・・・8〜12%
   +
□現場管理費用・・・・・・・・・・・6%

□経費8〜12%
(内 2%はアフター費 5%は会社経費 1〜6%は積算・発注費)
□利益 6%

家は家族の夢舞台。
私には、妻と2人の息子が居ます。
戦後生まれの私にとって、マイホームを持つことは最大の夢でした。
そんな私が、34歳で持ったはじめての
マイホームは埼玉県川越の田舎でした。
土地は66坪、建物は33坪・築4年の中古住宅。

中古といっても私や家族にとっては、初めて持つ夢のマイホームには違いありません。
小学二年の息子が
「お父さん、子犬を飼ってもいい?」

「いいけど誰が世話をするんだい」
「玩具みたいに飽きたから要らないとはいかないよ」


「大丈夫、僕と大樹でちゃんと世話するからお願い」


「お母さんにも、聞いたほうがいいよ」


「うん、お母さんはいいって」


「大樹、チャント面倒見れるの」


「うん、お兄ちゃんと一緒にかわいがるから飼っていいでしょう」


公団住宅、そして賃貸住宅で育ってきた息子たちにとっては子犬を飼うことは夢だったようです。
「わかった。でもどこから子犬をもらうの」

「知り合いの家に、どこにも貰い手の居ない子犬が一匹残っているというから、その子犬をもらおうと考えています」

みんなが言うなら私が反対する理由はない。

早速、家内と2人の小さな子供たちの夢だった子犬を知人からもらってきたのです。
ダックフンドのように短い足、でも顔はシェパードそっくりという、なんともユーモラスな子犬は「チャチャ」という名前をつけ子供たちの良い遊び相手となっていきました。

あれから、24年子供たちは大きくなり
家庭を持ったりしていますが、今でも当時のことを懐かしむことがあります。
子供たちにとっても初めての自分の家の間取りさえを幼稚園の年少の息子が鮮明に覚えています。

我が家には、今3匹の犬が同居しているのもあのころからの名残です。
我が家同様、それぞれの家庭には家庭の数だけ思い出や夢があります。

そして、家は単に器としてあるわけではないのです。
家はかけがいのない家族にとっての思い出の舞台であり夢の舞台なのです。
これから新築住宅を、造ろうとしている そんな、あなたにとって納得のいく住宅を、造るための最低条件は正しい知識を持つことではないでしょうか。