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2004年10月、11、12月、2005年1月のコラム
| 2004年5月よりこのコラムのページで埼玉県比企郡鳩山町にて行われた住宅再生のドキュメントをお送りしています 「賢い住まい 再生住宅物語 鳩山編」 現在は後半の再生工事編に入っています。 着工から再生完了までの目次をご紹介します 15. 再生工事開始 基礎から棟上 16. 屋根と外壁とサイプレス・・・? 17. 快適を求めて断熱・気密工事と冷暖房計画 18. ライフライン見えない工事 19. オール電化住宅 20. 住宅設備 21. プラン間取り 22. 色を使わないインテリアデザイン 23. 再生住宅の総括 どうぞ お楽しみに・・・ |
| ライフライン 見えない工事2 2004/10/1 | |
配水管の防音工事 これも、まったく見えない部分で、注文住宅を造るときに何かと細かい部分まで気をつかうお客様やプロの設計士でさえ、ここに注意を払う人はほとんどいません。 1階に水周りが集中していればよいのですが、ほとんどの家では2階にもトイレや洗面などの設備がついています。 この再生現場では、風呂、洗面、トイレ、キッチンなど本来1階にある設備が2階にあります。ところが、これら排水の防音パイプが予定に入っていなかった。 私が、現場を確認すると普通の排水パイプを取り付けていたのです。 「現場監督から、防音パイプの指示がされてないの?」 「ぜんぜん聞いていません。」 「普通は、防音パイプを使うのが当たり前だと、監督が考えていたのかもしれないね」 「いや、むしろ今まで防音パイプを使うことが珍しいですよ」 「悪いけど、工事を中止して防音パイプに交換してください」 「会社には、私のほうから連絡をしておきます」 当然と思っていたものが現場では違った。 1階に寝室があれば2階の排水音は、眠りを妨げるいやな音である。 まったく音がしてはいけないなどと、現実離れしたことを言うつもりはありません。 しかし、少しでも工事中に配慮することによって気がつかないけど快適な住まいができる。 防音排水管2階で歩く音もなくすことは木造住宅の場合難しいが、少しでも改善する工夫は必要だ。今回も、1回の天井裏にロックウールを充填して音を少なくする工夫はしている。 それでも、音はするはずだが対策をしたのとまったくしないのでは大きく異なります。 快適に生活するために、いくつかの条件はあると思う。 その中のひとつが、内外で発生する騒音といえるでしょう。 これも、後からはできない工事なのです。 19. オール電化住宅 につづく・・・ |
| オール電化住宅 2004/10/15 | |
このニュータウンには、坂戸ガスが各敷地に当初からガス配管をしてあります。 当時は、オール電化住宅など考えてもいなかったわけですから必要だったのですが、今は、珍しくはなくなり今回の再生住宅はオール電化の家を造ることになりました。 工事中にガス会社から「ガスの供給はいつごろに」と確認の電話がありましたが、「オール電化にしますから」といってお断りをしました。ガスを使わない健康で安全な生活はこの住宅計画の骨子でもあったからです。 オール電化住宅には、当然のことながら電気がエネルギーのすべてです。 ![]() ここで、そのメリットを考えてみると ●クリーンなエネルギーで使用しても水蒸気やCO2の排出がないこと。 その結果室内の結露が少なくダニ・カビの発生を抑制できます。 ●安全・安心な室内環境が実現 電化住宅では燃焼を伴わないため火災の危険性が低い住宅となる。 その意味では、「高齢者対応の住宅」といわれています。 ●省エネで省マネー(家計) これら電化システムに用いる機器・設備はすべて省エネタイプとなっているため、その導入によってエネルギーの節約とランニングコストを抑えることができます。また、割安な夜間電力を上手に活用すれば、さらにランニングコストを大幅に下げることが可能です。 IHクッキングヒーターは掃除が楽でキッチンを常に清潔に保つことができます。 特に揚げ物などをしたときに油の飛び散りが少ないうえ、上昇気流がないので、換気扇に「油がべったり」ということもありません。 油がこびりついた換気扇掃除は、年末の大掃除で一番厄介なものです。 これがないだけでも、IHクッキングヒーターはありがたいですね。 それだけではありません。 家を建ててからかかる費用の中で大きい光熱費を無駄なくスリムにしながら快適環境の生活を実現するためにも、オール電化は役に立つのです。 まずは、これらのオール電化の内訳をご紹介しましょう。 エコキュート電気温水器 につづく・・・ |
| エコキュート電気温水器 2004/10/21 | |
実は、オール電化住宅がなかなか普及しない理由のひとつに、電気温水器があるのです。知っていましたか? これは、敷地とくに近隣とのスペースにゆとりが取れないため設置できないという 単純な理由です。 我が家は新築したときから電気温水器を使っていて20年になりますが、19年目にして電気温水器を初めて交換したのです。お風呂には、追い炊き用としてガス釜をつけてあるのですが、ガス釜は現在使っているもので4台目になります。 一方、電気温水器は故障が少なく、大変長持ちしてくれたのですが、交換したわけは二つありました。 ひとつは、電気温水器に給水する水道管がさびて赤水をタンクに送っていたからです。タンクも当時はステンレスではなかったようで腐食が進んだのが交換した理由です。 エコキュート(ナショナル)最近、電気温水器でもエコ給湯タイプも出ていますね。 この現場は、設計やメーカーとも相談し、エコキュートを採用しました。 エコキュートは当初は設備や工事費なども高いけど毎月のランニングコストは安くなります。家庭のランニングコストの30%以上がお湯にかかる費用だといいます。 このエコキュートを使うと一ヶ月の電気代が「なんと1000円程度で済む」というのです。もちろん、電力会社と相談して深夜電力などの契約を結ぶ必要はあります。 この程度の費用で済むということは、設備費用の価格差程度はおそらく5年程度で解消できる計算になります。 そして、ガスや石油ボイラーのように騒音がないため近隣に対しても安心なのです。もちろん、2階であっても水圧はしっかりと確保できる仕組みになっています。 それと以外に大事なことは、貯湯式であるため地震などの災害時に万一断水しても タンク内のお湯が生活用水として使えることです。 ここで、エコキュートとは・・・について最低限の勉強をします。 まず、エコキュート「CO2冷媒給湯機」は電気のエネルギー(コンプレッサー)で大気中の熱を上手にくみ上げて、お湯を沸かすために必要なエネルギーをつくります。 電気のエネルギーをそのまま熱に変換するのではなく、自然エネルギー(大気熱)を利用することで、使用する電気エネルギーに対して約3倍の熱エネルギーを得ることができ省エネに抜群に優れています。 また、環境にも優れていて、ヒートポンプシステムの冷媒に自然界に存在する CO2を使用し、オゾン層の破壊や温暖化ガス排出を抑制します。 食器洗い乾燥機 につづく・・・ |
| IHクッキングヒーター 2004/11/6 | |
忙しい現代の主婦には一番喜ばれることがいっぱいあります。 社員で家を建てた人はたくさんいますが、特に評判がIHヒーターはよかった。 特に、主婦にとっては下に書いてあるような理由があるのだろうか、毎日使うだけになくてはならないものとなっているようです。 National製 IHクッキングヒーター● 強い火力と安心な機能 快適なキッチンの主役でもあるIHヒーターは直接加熱方式で熱効率が高いのです。磁力線で鍋全体を発熱させるため約83〜90%という高い熱効率が得られます。 だからお湯が沸くのも早く、強火の料理もお手の物になります。また火力の微調整もかなり細かくできるのです。 火力はガスコンロと変わりませんが、火を使わないため立ち消えの心配もなく、たとえ消し忘れても自動OFF機能があるため安心です。 ● お掃除簡単、清潔なキッチン ガスのように燃焼がないため、上昇気流による油の飛び散りも少なくキッチンはいつも清潔です。「換気扇が油でベッタリと嘆くこともありません」 フラットなトッププレートは吹きこぼれてもサッと拭くだけで掃除が簡単。 加熱時以外は調理代としても使えるので、キッチンスペースも広く使うことができます。 これら優れた機能が備わっているため、当社では新築住宅の多くがIHクッキングヒーターを採用しています。 再生住宅は、今一番進んだ住宅のシステムを導入することが条件ですからIHクッキングヒーターは当然ですね。 蓄熱床暖房と電気ボイラー につづく・・・ |
| 蓄熱床暖房と電気ボイラー 2004/11/14 | |
床暖房といえば、高温床暖房を、ガス会社を始め多くのメーカーが採用しています。どちらかというと、この床暖房は昔ながらの個室単位で考えられているようですね。 テレビの宣伝などで床に寝ころがり、「あぁー、とってもあったかい」という宣伝をあなたも見たことでしょう。 これが、一般的なユーザーの床暖房についての知識です。 しかし、体が触れて温かく感じる床暖房は、低温ヤケドや体のバランスを壊す危険もあるのです。 直接床を暖かくするためには、かなりの高温で床材を暖めなくてはならないため床暖房に対応した床材しか使えません。 そして、工場で生産するためむしろ工事費まで含めるとびっくりする価格になっています。 費用が高いため、一部の場所しか使わないといったことになってしまい、家の中に不要に温度差のある部屋を造ることにもつながりますし、ランリングコストも馬鹿になりません。 それに比べて、今回採用している蓄熱温水床暖房は玄関はもちろんトイレや部屋の内部などの1階のすべてのスペースをコンクリートの蓄熱体を温水の循環で暖めて、その熱によって暖房するものです。 近隣との問題になりやすい屋外ボイラーを使わず小さな電気ボイラー1台を室内に設置して温水を循環させる仕組みになっています。 床が直接暖められるものではないため、どんな床材でも対応できます。 そして、空気を直接暖めないため「ムッ」としたいやな温熱や、部屋の上下に温度差も発生させないのです。 ここでは、あわせて床下に外気を循環させる換気の取り入れ口にしてあります。床下で温められた、空気が床に取り付けられたスリットを通じていえ全体に循環します。 換気と一緒に暖められたマイルドな新鮮空気が家全体を包み込むことでしょう。ここで大切なことは、床下の空間をシロアリ消毒しないことですね。せっかくよいシステムであっても健康を損なっては、価値がありませんから。 これは、電気ボイラーで温水を循環させコンクリートを温めて蓄熱した上で、建物内部を温めるものです。 一度 蓄熱されると、長時間効果が長続きし健康にも優れた設備といえます。 ここに使われている電気ボイラーは、他の石油やガスのボイラーと違って、燃焼音を発生させませんから近隣にご迷惑をかけることもありません。 まったく燃焼部分がないため室内に設置して音もなく床を暖めてくれる上、メンテナンスの必要もありません。故障する燃焼部がないため、長いこと使える機材です。 電気会社と契約をするときに、時間帯別の契約をすれば深夜から早朝にかけて蓄熱させ電気代を割安にすることができます。 最低限の冷房機 につづく・・・ |
| 最低限の冷房機 2004/11/28 | |
今回の再生住宅は 最低限の冷房設備で延べ床面積40坪の住宅の冷房効果を体験できることになります。 1、2階にそれぞれ一台の一般用のエアコンでどの程度快適な生活が可能なのか楽しみでもあるのです。 玄関には、吹き抜けがあり、まったくといってよいほど仕切りのないワンフロアーの住まいだから、普通は冷房も暖房も効果がないと思うかもしれませんね。 しかし、家全体を高断熱高気密にした住宅では、むしろ仕切りのないオープンな間取りのほうがより効果的なのです。 高断熱高気密の住宅では、今までの生活と違う考えや行動が必要だと思います。今住んでいる住宅の場合、冷房であれ暖房であれ基本的に住宅全体ではなく 今いる個室の空間を冷やしたり暖めたりすることが生活習慣として確立されています。 「寒いから、ちゃんと扉を閉めて」などという会話が家庭の中でされていることでしょう。しかし、高性能の住宅は「部屋という小さなスペースの考えを住まい全体に広げる」ことが大切です。 「冷暖房は、家全体を暖めたり冷やしたりする」ということになりますね。 あなたは「使ってもいない部屋まで冷暖房するのは電気代の無駄になる」と思うかもしれません。 しかし、結論から言えばむしろ今までの電気代より安くなるのです。 そして、各部屋間の温度差をなくすことによってヒートシュックによってお年寄りが倒れることも防げ、結露やダニの発生までも防止できます。 家全体が蓄熱体となり、冷房や暖房によって使われるエネルギーの貯蔵庫の役目を果たしてくれます。 ただ、ここで注意しなければいけないことは「何度も言うようですが生活習慣を変える」ということを理解しなければいけません。 あなたやご家族は「今までのエアコンの使い方はこまめにスイッチをオン・オフしていましたね」 これからは、「温度設定したら常に使用期間中はオンの状態を保つ」とことになります。無駄と思うかもしれませんが、たとえとして適切であるかどうかはわかりませんが車の運転で考えて見ましょう。 たとえば、「高速道路を時速80キロで巡航運転しているのと、市街地でブレーキを踏んだりアクセルを吹かしたりして運転する場合と比べる」とどちらが経済的ですか? エアコンには、温度センサーがついていて自動的に一定温度になるとスイッチをオン・オフしています。ほんの少しの温度差分だけ常に暖めたり冷やしたりしてくれています。 住まいにとっては「外部から余分な熱の影響を極力排除する」ことのできている 高断熱高気密の住宅はこれが可能なのです。 夏場は、生活の工夫としてもうひとつお勧めすることがあります。 余分な熱を住まいに入れないために「窓の日射遮蔽の工夫をする」ということです。 簾やヨシズを外部にするだけでとっても効果的です。 照明器具とインターネット につづく・・・ |
| 照明器具とインターネット 2004/12/9 | |
建物の設計者である辻さんには、照明器具はインテリアイメージとして大切な要素のひとつでした。 結構、こだわってますよ。 特に、階段上部の照明は必見。 YAMAGIWA船舶につけるような大きな照明器具が取り付けられました。 最近よく使われる「ゴールドカラー」はなくしています。 シンプルででしゃばることのない照明器具が各部屋に。 もちろん省エネを考えると蛍光灯になりますが蛍光灯の寒々とした光はいただけません。白熱電球色の蛍光灯で全体をまとめることにしました。 ホンノリとしたこれらの照明から出た光は、家族の団欒を一段と楽しいものにしてくれることでしょう。 再生現場は、給水排水などと同様、電気の配線工事もすべて新しくしました。 当然、これから必要なインターネットのLAN配線も各部屋に配管してあります。 マルチメディアコンセントいまさらパソコンに普及がどうのこうのというつもりは毛頭ありません。 現実に、各家庭に普及していて古い住宅ではこのための配線をしていないため結構不自由しています。 どこの部屋でも、インターネットを楽しめるようにする、そんな時代が今きているのです。 再生住宅工事 住宅設備 キッチン ここは、主婦の城 につづく・・・ |
| キッチン、ここは主婦の城 2004/12/23 | |
この再生住宅の中心はキッチンスペースなのです。 家事仕事の中心を占めている場所が、建物の中で一番快適でなければと考えました。 この敷地は、北東に向かって豊かな自然があり、特に2階に上がると眺めがいい。建物の一番の場所をキッチンとして設定することは当然のことです。 そのキッチンで使うキッチンシステムは・・・・・・・ うかつなものは使えないのです。 たとえ、辻設計士でも当社のベテラン主婦であり社員の飯島さんに意見を頂戴することにしました。 彼女も今、自宅を新築中。 もちろん、オール電化の住宅がまさに工事中なのだ。 当然、一般の主婦と比べれば住宅会社に勤めているのだから建物は詳しいうえ、自宅を作っている最中だからいろいろな意見を持っている。 しかも、仕事を持つ主婦として誰よりも生活の感覚が優れている。 「飯島さん、キッチンについての意見を聞かせてもらえませんか」 「いいですよ」 「どんなことがキッチンに必要でしょうか」 「いくつもあるけど、作業スペースが広いこと、掃除や後片付けが楽なことね。もちろん、キッチンには十分すぎるほど収納があって見た目にも明るい楽しいキッチンがいいわ」 「今回は、飯島さんのところと同じようにIHクッキングヒーターや食器洗い乾燥機も取り付けようと思っています。対面キッチンにするのですが、どうでしょう」 「一般的な対面のシステムキッチンは、作業スペースがすごく狭いのよ。それに、コンロ周りは壁でしきられて暗い気がするくらいの」 「主婦としては、広々とした大理石のカウンターがあって明るいカラーのキッチンがほしいものよ」 「もっと言ってもかまわない?」 「ええ、黙って聞いているとスッゴク高くなりそうだけど理想ですね」 「暗くしないためには、食堂との間の壁や吊り戸棚は要らないわ」 「でも、収納は?」 「それは、キッチンの反対側にレンジやポットそして電気釜も収納できてその他の台所用品もあわせて収納できるようなカップボードがあればすむでしょう」 「高くつきますよ」 「私は、理想を言っているだけ」 「もうひとつ、食堂側でも収納は必要ですよ」 「なんか、すごいキッチンになりそうな・・・・でも高そう」 「会長が予算を出してくれるといいけど」 「それは、相談してみればいいでしょう」 「私は諦めたけど、松下電工に私の言ったようなシステムキッチンがあるわよ。特に気に入ったのがワインレッドのキッチンが素敵ね」 「僕は、ブルーを考えていたのだけど」 「それは、辻さんが男性だからよ、女性だったらワインレッドよね」 隣にいる、女性の社員に意見も同じだったのです。 高断熱高気密のオール電化住宅に使う台所の排気は「同時給排気システム」のシロッコファンを採用します。それは気密住宅なのに壁に穴を開けたままでは、計画換気がうまく作用しないからです。 さて、飯島さんの言っていたシステムキッチンとは・・・・・ 辻設計士も、どうせならいいものをまとめようと思ったようで、IHクッキングヒーターも一番よいものをセットにして持ってきたのです。 クッキングヒーターの食堂との仕切り壁はなくし、キッチン側から食堂が透けて見えるが食堂側からは見えないガラスのパネルを使うタイプです。 人造大理石のカウンタートップの幅はなんと98.3センチもあり食堂側は収納スペースになっています。カップボードは幅1.8メートル高さ2.3メートル キッチンと同じワインレッドの家電収納タイプがしっかりと入っているのです。 ![]() 松下設備システム 集いフィットシリーズ 「会長、飯島さんの意見を聞いて主婦が希望する理想的なキッチンをまとめてみました。キッチンは一番大切な場所ですから、当初の予算ではなく見てもらえませんか」 「どうして、うちの人たちはいいものばかり使いたがるのかね」 「社風でしょう」 「それはわかるけど予算が心配だな」 「見積もりは取り寄せますが、定価は施工費ともで200万を少し超えるぐらいです」 「一般的な標準プランの場合は定価で50万程度だよね。カップボードやIH、食器洗浄乾燥機つきとは言いながら4倍か」 「この家は、主婦のために考えられたような家になったね」 「使い勝手もいいし、毎日の生活費である電気代も安くなりそうだ。もちろん、その分最初に投資する金額が一般よりはるかにかかってしまうけど」 そこまでやるの・・・・ どうせなら・・・・・・ こんなやり取りがあって、大幅な予算超過ではあるが、理想のキッチンをつけることになりました。 女性の夢は、高く付きます。 再生住宅工事 住宅設備 トイレ・洗面・バスルーム につづく・・・ |
| 地震における耐震性 2005/1/7 | |
昨年 発生した新潟中越地震では、地震の怖さと日頃の備えの大切さを再確認されられました。 被害に遭われた皆様には心よりお見舞いを申し上げます。 私たちが家づくりのメインとしている、面構造のツーバイ住宅における被害の中間報告が日本ツーバイフォー協会より発表されました。 昨年11月30日までで、全供給戸数の96%の調査が終了しています。 ツーバイ工法の被害状況は以下の通りです (対象 協会加盟で実績のある6社) 全壊の住宅 0棟 半壊の住宅 0棟 地震の揺れ、地盤の崩落により多少補修を必要とする住宅 4棟 クロスにシワやクラックが生じたが、居住に支障のない住宅 174棟 特に被害のない住宅 522棟 面構造のツーバイ工法の建物が家具の転倒などを除けば、しっかりと命を守っていることが伺える結果となっています。 また、家づくりに携わる責任の重さも改めて確認させられるものです。 住宅は家族の生命や財産を守るものとして、これからも家づくりのお手伝いをしてゆこうと感じた次第です。 再生住宅工事 住宅設備 トイレ・洗面・バスルーム につづく・・・ |
| トイレ・洗面・バスルーム 2005/1/8 | |
キッチンが2階、寝室は1階、では洗面や風呂は・・・・ 「風呂や洗面は、1階がいいのではないかな」 「個室の近くにあるのは日本ではなんとなく向かないかもしれません」 「普通は、1階にリビングダイニングや水周りが集中して、個室は2階になりますよね。そんな生活パターンに慣れていると、水周りを分離するのもどうかと思います」 「台所の仕事をしながら、洗濯もするのが生活の習慣になっていませんか?」 「たしかに、マンションなどはひとつのフロアーにまとまってるね」 「今回は、1階にはトイレと洗面台を取り付けて、脱衣を兼ねた洗面は2階にしたいのです」 広々とした、2階のリビングダイニングに隣接して、トイレや洗面・風呂を造ります。家族が中心に使う、でもトイレのドアがリビングから丸見えにならない工夫や脱衣に、十分な収納のスペースが求められます。 「ホテルではないのだから、収納を充実したほうがいいでしょう」 「広々としたカウンターの洗面もたしかに魅力だけど、ものが収納できない」 「まったく両方を求めるのは無理だけど、せめて洗面ボールも大型にして、カウンターは人造大理石、お化粧スペースでもあるから三面鏡のミラーキャビネットをつけたいね」 ミラーキャビネットの裏は収納スペース、アッパーキャビネット収納を付け、幅は900oとゆったりとしています。 でも、家族四人分の収納と、着替えやバスタオルなども収める場所がほしい。洗面所の中に間口900の収納を造れば脱衣と洗濯・着替えが一箇所で完了します。それと、1階にも収納十分の大型洗面化粧台がトイレスペースの中にあります。 風呂はユニットバスの一坪タイプ。 2階だから窓も大きく取れます。 浴槽のサイズも内法寸法1.35メートルと子供と一緒にゆったりと入れるサイズにしました。天井もドームタイプにして圧迫感はまったくありません。 今は、お湯はりもリモコンで簡単にできる時代。 キッチンにいながら、必要なお湯を浴槽に入れることはもちろん、温度の設定も思いのままです。 お風呂の中でも、リモコン操作ができますが、「ウッカリしてお湯をあふれさせたり、沸かしすぎたりする」ことがありません。 家事がますます簡単・快適になっているのです。 トイレは、2箇所。2階はウォッシュレット、残念ですが1階はウォームレットです。 再生住宅工事 プラン・間取り につづく・・・ |
| プラン・間取り 2005/1/10 | |
そもそも、景色を取り入れたくて生活スペースを2階に設定したのだから 広いバルコニー(洗濯干し場かな)も当然つけたい。 でも、大きすぎれば1階の部屋の日照が阻害されます。 アルミ製のバルコニーはメンテナンス的にいいけど、この家の考え方には合わないためサイプレスでバルコニーを作ってあります。 1階の個室は、8畳の寝室だけをつくり、それ以外の部屋は住む人の家族構成や生活の変化に合わせて自在に設定できるでしょう。 玄関の上は、吹き抜けになっていてキッチンから人の出入りがわかります。 玄関の正面は、ホールとして南に向かって7畳以上あり、ここは多目的な場所として造りました。 白く大きな掃き出し断熱サッシの前には、サイプレスで造られたウッドデッキが広がる。本当は、予算があればビルトインカーポートの上にも、ウッドデッキをつけたかったのだがますます、当初の予算より膨らんでしまうため、断念しました。 外部には、大きな外物置も作る予定になっている。 階段は、一般的な階段より二段増やし、ゆったりと2階に上がってもらえるように造りました。 階段の仕上げも、こだわった。 床材と同じ材料で大工さんが苦労して作り上げたのです。 次回 再生住宅工事 「色を使わないインテリアデザイン につづく・・・」 |
| 色を使わないインテリアデザイン 2005/1/14 | |
広々とした空間を作る。 都会的な、インテリアとする。 仕上げ素材は、健康によい本物の材料を選ぶ。 コンセプトはシンプルな本物の家具が似合う部屋。 自然の中にありながら、 都会の高級マンションにいるような室内が求められたのです。 「ところで、床材はどうする?」 「パインは、カントリー風で使いたくないし、メープルやオークもいまいちだな」 「どんな、床がいいと思う」 「赤みのあるカリンはどうでしょう」 「いいね、今まで当社では一度も採用したことがないから、サンプルをとってください」「それと、ムク材で自然な塗装がされていること」 サンプルは自然な塗装がされた厚さ15ミリのカリンムク材、幅は一定で長さはまちまち。色も、結構ばらつきがある。 塗装も普通に見られる床材と違って、いやなテカリはなく、ほっとする。 カラーフロアーなど、工場で合板の上に貼った床材を見慣れた人には物足らないかも。 造ったときが最高で、あとは年月と共にどんどん劣化する材料と違って、使い込むほどに魅力を増すことだろう。 この床材は、とっても固い。 オークの床材よりも固いのだ。 大工は、苦労してそれこそ一枚一枚丁寧に時間をかけて作っていった。 「壁などはどうしますか?」 「ドライウォールで仕上げはチャフ塗装仕上げにします」 「高くつきますね、健康塗料だけではだめですか」 「たしかに、内装仕上げの面積はものすごく多いから、高くなる」 「でも、それだけの面積が健康に直接影響する以上使うのは当然だよ」 「ここは、私の予算枠・・・・・」勝手に自分で予算枠を作ってしまった。 チャフウォールというのは商品名。 原料は、ホタテの貝殻を長微小の粉末状にしたものだ。 現在年間15万トンのホタテ貝殻が廃棄されています。 この資源の有効活用を図るために八戸工業大学との産学共同研究バイオニックデザインによって開発された画期的な次世代型内装仕上げ材です。 これは、NHKをはじめ各テレビ局で何度となく放送されています。 公共施設や病院・老人ホーム・学校・ホテルなどにも採用されている健康素材です。 ・ホテルニューオータニ札幌、青森県立今別高校、東北地方建設局環境教育体験館、山田こどもクリニックなど多くの施工実績があります。 当社の内装仕上げの約半数は、チャフウォールでもあるのです。 自然素材であるホタテの貝殻であるため色調はオフホワイトの一種類しかないのが欠点といえば欠点ですが耐火性に優れ、ホルムアルデヒドやVOCを一切含まず、他の建材・家具等から発散される化学物質を吸着分解、しかも廃棄時に公害の原因となりません。 入居者から一番わかりやすく評価されているのが 消臭能力でタバコやペットのにおい、各家庭特有の生活臭がなくなったといわれます。 あわせて、抗菌性にも優れカビやダニの発生を防ぐだけでなく、吸放湿性に優れ通気性と合わせて室内の結露防止と保湿に効果を発揮します。 チャフウール仕上げをより効果的にするためにもデザインが大切で、すっきりと仕上げるため壁と天井の枠もなくした。 大工は大変かもしれないが、普段はデザインにとって大切なこれらの枠はデザインを台無しにする場合がある。ついでに、窓枠も下台だけにしてもらおう。 すっきりとした白中心のインテリアの中に、カリンの床と同色の枠が取り付けられている。ドアも、余分な飾りを一切やめてカリン色で統一した。 本物素材を使うからこそ余分なもの入らない。 それこそ「シンプル・イズ・ベスト」と思っている。 次回 再生住宅工事 「再生住宅の総括 につづく・・・」 |
| 鳩山再生住宅の総括 2005/1/18 | |
事実はまったくの新築住宅といってもよい。 いや、むしろ新築以上に費用がかかってしまったと思っている。 ここまでやる現場は、再建築不可の住宅だけなのかもしれません。 工事も含めて多くの出来事がありましたが、当初の目的はほぼ達成できたようです。 ・ 建築年数と劣化の度合いの確認。 ・ 建物の検査による評価では確認不能な解体実態。 ・ 居住者によって家の状態が判断可能なこと。 ・ 基礎の補強のあり方や耐震補強の方法。 ・ 断熱気密工事の方法が新たに発見できたこと。 ・ 「こうすれば、工事費はもっと節約できる」というポイント ・ 現場におけるさまざまな事柄をアドリブで処理する能力 ・ プロジェクトを成功させる最適なチームの編成 ・・・など、多くの気づきを得ることができたようです。 デザインについても、新らたな挑戦ができたと思っています。 時代とともに住宅デザインも大きく変化しています。 いつ建てた住宅なのかは、外観デザインである程度判断できるほど、流行にあわせて多くの人が同じような住宅を建てるからです。 今回は、時代の変化に影響されない住まいができました。 この再生住宅は、大変シンプルなデザインです。 厚化粧の住宅を見ている人、望んでいる人には物足らないことでしょう。 しかし、本物は余分な化粧をしないほうがよいのです。 見る人が見れば価値がわかる。 使えば使うほど、違いを日々感じ取ることができる。 そして、生活にゆとりをもたらすほど光熱費が少なくてすむ。 このモデルハウスは近い将来売却する予定です。 この建物を購入した人に、作り手としての思いや意図を感じ取っていただくと共に自然豊かでありながら、生活環境も整備された学園街で生活をエンジョイしてもらえれば幸いです。 そしてもう一度、住まいにとって大切なことを言いたいと思います。 どんなにきれいに見える建物でも、必要なメンテナンスをしないままでいると多くの箇所が腐りそしてシロアリの被害にあう事実。 新築してから何年たっているかという基準で中古住宅は見てはいけないのです。 どのように住まい、どのように手入れをしてきたかは、そこに住んでいる人たちの自分の家に対する愛情の裏返しです。 家の中や、庭など目に付くところが整理されていない住宅の多くは、必要なメンテナンスはされていないと見て間違いありません。 中古住宅の売買に当たっては、うわべだけリフォームされた住宅に魅力を感じるかもしれませんが、大切な部分が見えなくなってしまいます。 逆に言えばボロを隠して売り易くするために業者はリフォームするのだと考えたほうが間違いなさそうです。 何度も言うようですが、新築住宅の場合ちょっとした棚や絵をかけるための釘さえも取り付けるのは考えてしまいます。 中古住宅だと、自分の予算に合わせて必要な時、必要な場所を無理のない費用で自由気ままに変えることができます。 土地は昔に比べてずいぶん安くなり、建物つきの建売住宅がどんどん売れています。しかし、10年もしないうちに土地のみの評価でしか売れないとしたら、ローン残債がいったいいくら残っているのでしょうか。 「いや、とんでもない。売ることなどまったく考えていない」といわれるでしょうが現実に、多くの新築間もない物件が中古住宅として売りに出ています。 その理由はさまざまですが、建築年数の浅い売り家も多いのです。 賢い住宅の求め方として、 建売ではなく、注文建築の中古物件。 土地の評価と建物の評価をしっかりとする。 建物を使うことが前提の場合、見えない部分の調査をする。 などの注意が必要です。 次回 再生住宅工事 「こんなに楽しい趣味はない につづく・・・」 |
| こんなに楽しい趣味はない 2005/1/19 | |
新築住宅を専門としてお客様のさまざまな要望を家・住まいとして形にする仕事を長いことしてきました。 今になって思うことは、住まいは「家族の成長や時代に合わせて姿を変えていかなければいけない」という単純な事実です。 今の生活にベストであるということは、違った生活になれば不自由なことになるわけでそういう意味で言えば、細部にわたるまで顧客と詰めきった住宅が正しかったのか疑問があります。 そんなことはわかっているにもかかわらず、今でも現在の要望をかなえるため日夜苦労をしている自分が滑稽でもあります。 新築時にお客様に言う言葉は、「おめでとうございます。」 「ご家族にとって待ち望んだ念願の住まいが完成しましたね。」 「ところで私から一言だけお願いがあります。」 「子供さんのいたずらに必要以上に神経を使わないようにしてあげてください。ご夫婦にとっては、快適な住まいでも子供さんにとってみると今までのように自由にできない住まいであったらかわいそうですから」とお話したりしています。」 新築時引渡し時に、不具合があるのは業者として当然あってはならないことですがたとえ、完璧な状態で引き渡したとしても年月とともに汚れていくものです。気持ち的には、新築だからこそ いつまでもきれいにしておきたいことは理解できるのですが、それよりも必要に応じて改修したりメンテナンスをすることのほうが大切です。 確かに、新築住宅が完成するまでの一年・二年という期間はすばらしく楽しい時間です。夢をいっぱいに膨らませ業者を決めるためのモデルハウスや現場見学会、カタログなどの検討はどんなに時間を使ったとしてもつらくないわけで、レジャーを楽しむ以上の「ワクワク」した時間を家族全員で共有できるのですから。 その証拠にほとんどの人が引渡しのときに言うことは 「もう完成してしまうの。毎日現場に来て家が少しづつ完成していく姿を見るのがとっても楽しみだった」 「毎日、夜になると懐中電灯をもって見にきていたのですよ。これからは、それがなくなってしまう」 夢が形になっていく過程ほど人をワクワクさせるものはないでしょう。 それだけに、新築住宅が完成した喜びとは別に「作り上げる過程を楽しめなくなった」ことに寂しさを感じるのです。 20年以上の長期ローンを組んで作り上げた住宅では残された楽しみといえば庭に花や芝を植えてガーデニングを楽しむ程度になってしまいます。 私どものお客様の中にも作り上げ続ける楽しみを継続したい。 趣味として日曜大工をしたい。 などの理由で一部を未完成にして引き渡すことがあります。 正直、新築時に一気に仕上げたほうが費用的にも時間的にもお得なはずなのに自分で好きなときに、好きなように家を完成させたいと考えておられるようです。 再生住宅の対象になるような住宅は、新築から20年以上経過した家がほとんどです。 はっきり言って、今の自分の理想的な住まいにするためには建替えたほうが早い。少なくとも、現在の満足感は比較にならないはずです。 しかし・・・・・・新築までの楽しみが終わったら次の機会まで待ちますか。 不満だらけの家だからこそ、それこそ長期の予定表を作り毎年一部でも満足する住まいに改善していくことができます。 暗い台所であったからこそ「明るく清潔で使い勝手のよい台所」に感激するのです。 人は、一箇所がよくなると次にまた改善したい場所がやたらと気になるもの。 そして新築と異なり無理をしない予算の範囲内で手直ししていけます。 新築間もない住宅の場合、壁に絵をかけるための釘さえも躊躇しますが古い住宅は、どのように手直ししても怖くはありません。 あなたや家族がそろって日曜大工よろしくリフォームすることもよいでしょう。 台所や洗面設備なども工夫をすれば安く手に入れることもてきます。 住宅部材を扱っている会社などには、カタログに載せなくなった商品が在庫としてある場合、格安で処分してくれるのです。 信用の置ける工務店や建設会社と懇意にしていると希望の商品が手に入るかもしれません。 最近多くなったのが、ムク材を使った内装の仕上げです。 これも、商品として十分な在庫にならないものは安く売ってくれます。 それらを使って、自分で楽しみながら住まいのリフォームをすれば、趣味と実益そしてご家族の尊敬のまなざしと笑顔が獲得できるかも。 どちらにしても、もともと評価としてはゼロまたはゼロに等しい中古住宅だからこそできる楽しみなのです。 もちろん、耐震性の向上などプロに頼んだほうがよい場所は依頼したほうがよいのは言うまでもありません。 次回 再生住宅工事 「住めば都 ・・・・・地縁が大切 につづく・・・」 |
| 住めば都・・・地縁が大切 2005/1/28 | |
今は30台の夫婦が土地と家を購入する中心の世代です。 つい最近までは、二世帯住宅を建てた家族も「二世帯住宅の難しさを知ったのでしょう」 少し離れたところに住むほうがお互いに、よいと感じているのだと思います。 考えてみれば当然なことで、特に都心部でない場合は費用的に考えると二世帯住宅に建替えた場合と土地つき新築建売を近くに購入した場合と大差ありません。 だとしたら、我慢して一緒に住むより「スープの冷めない距離」に住んでいたほうがお互いにプラスだと思います。 熟年世代は、一昔前のおじいちゃん、おばあちゃんと違って「孫の面倒をみて余生を過ごそう」などと考えていないのです。 むしろ、「やっと自由に使える時間とお金を有意義に使いたい」と考えています。 特に女性は子育て時代から培った趣味の仲間たちと楽しい時間を使っています。 結婚を期に親元を離れていた若夫婦も、子供の誕生によってどちらかの親元の近くに 引っ越してくる場合が多くなっています。 しかし親の立場で言えば、孫はかわいいものの、「孫の面倒を見る」という昔のような役割は望んでいません。 具体的な事例として私たち家族の場合を取り上げてみます。 もちろん、私たちが標準とは思いませんし多様な家族のスタイルがあることでしょう。 それをお断りした上での「我が家族」です。 私たち夫婦も、子供たちにできれば近くに住んでほしいと願う年齢になりました。 世間で言う、団塊の世代の夫婦でそれこそ戦後の焼け跡で成長し高度成長期や石油ショック、不動産バブルなどさまざまな経験をしてきたわけです。 家族の形も戦後大きく変わったといわれていますね。 大家族から核家族へと変わったことは、我が家もまったく同様です。 土地に根付くことなく、職場の移動、家族の増加にあわせ次々と住まいを変えてきました。 やっと、自分なりに落ち着いた場所は生まれ育った場所とは遠く離れた場所です。 しかし子供たちにとっては、この川越の今の住まいが実家なのです。 多くの場合、住む場所や地域とのつながりが濃密なのが主婦で、長い間住んでいるこの場所こそ、居心地のよい都といえるようです。 子育て世代になると、とくに子供の学校や友達を変えることには多くの場合抵抗があり住まいを探す段になると今の住まいの周囲で考えるようになります。 中古住宅の購入した人の多くが「半径500メートル」以内に住む人だといわれています。 それは、地縁を家族の縁より重要にみている証拠かもしれません。 とすると、親の立場から言えばこの時期を逃すと二世帯住宅どころか「スープの冷めない距離」にお互いに独立した世帯を持つことも難しくなってしまうわけです。 我が家は、男の子供が二人いますが、長男は札幌で勤め結婚をして子供が誕生しました。 お嫁さんの両親は札幌にいますので、昔のように「嫁をもらった」とは形ばかりで実際には、婿に行ったようなものです。 これは、私の場合だけではないようで「お嫁さんの実家」との縁がどちらかというと強くなっていく傾向があります。 それも、時代の流れといえるのではないでしょうか。 せめて、「もう一人の子供だけでも近くに住んでほしい」と思うのは親の本音。 そのために、近くに再生可能な中古住宅を購入することにしました。 この続きは、「再生住宅かすみ野」としてご紹介したいと思っています。 |