あくまでも 私たち be home.の家づくりにおいての場合についてですが、お答えします。
基本となるのは
●詳細見積書 ※(全ての材料の名称・使用面積・数量 手間賃 諸経費などを明示したもの)
●建築請負契約書
●各階の平面図
●4方向からの立面図
●建物配置図
●仕様書※です。
※構造材(基礎・土台・柱・梁)、外装材(屋根・壁・破風板・軒天)、各部屋の内装材(床・壁・天井・造作材)、住宅設備(キッチン・風呂・洗面・トイレなど)、内装ドア・サッシ・玄関ドア、電気設備等の種類・商品名・品番などを記したもの。
それ以外にも 事前の打ち合わせのおいて・・・
●地盤調査報告書
●各設備・部材のサンプル・カタログ類
●電気配線図・給排水衛生設備図(照明・スイッチ・コンセント・エアコン・給配水位置を図示したもの)
●展開図・短計図(カナバカリズと読みます建物断面図のようなもの)
(着工前までには)
●構造図・伏図(基礎・土台・柱・梁の位置や寸法・材質を図示したもの)
●構造計算書
・・・以上のような図面・資料類を御確認いただくこととなります。
いろいろと書きましたが、 簡単に申しますと 施工会社でもなく建て主でもない第三者がそれらの資料を見て、どのような建物がどのように造られるかが分かるぐらいのものは着工までに用意されるべきだと考えます。
工業化認定を受けた住宅などでは構造図等がない場合もあるようですが、木造住宅で自由設計の場合は少なくとも上から9つの図面類は提示してもらい、確認する必要があると思います。
少し前だと 知り合いの大工さんにお任せで、ほとんど図面もなしに家が完成した なんて話も良くありましたが、設計・建築は請負契約という法の下での約束事に基づいて行われるものです。
例えば 「当然ついていると思っていた設備等が実はついていなかった。」なんて事態が起こった時に根拠となるもの(図面・仕様書)がなければ証明することが出来ません。
つまり、どんな建物に対してお金を払うのかが明確に書式化されていないといけないと思います。
建物が上棟したということは、工事はまだまだ序盤です。今からでも 不足していると思われる資料に関しては提出していただくようお願いし、ご自身たちでよく確認してみることが肝心です。また、分からないことや疑問点があったらその場で確認することも大事です。「私たちは素人なんだから」と開き直ってどんどん質問しましょう。工事が進んでしまってからでは遅くなってしまう場合もありますので。
建築は施主さんと施工会社との信頼関係の上に成り立っていることは 言うに及びません。お互いを尊重しあうことも重要ですが、そこに「甘え」があってはいけないと思います。
自分達の家は自分達で作るという意識を持って、家づくりに臨んでみてはいかがでしょう。
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